卵巣嚢腫で体重増加するの?

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ここでは、「卵巣嚢腫で体重増加するのか」
についてお話します。

 

多くの女性は、
自分の体重の変化に敏感です。

 

食生活の乱れから体重が
増えてしまうことはありますが、

 

普段道りの食生活を
送っているにもかかわらず、
急に体重が増えたら驚いてしまいます。

 

なぜ普段通りの食生活をしているのに、
体重が増えてしまったのか
疑問に感じますね。

 

じつは、その背景に
病気が隠れていることがあります。

 

体重増加につながる病気の1つに、
女性特有の疾患で
卵巣嚢腫があります。

 

今回は、卵巣嚢腫と
体重増加についてご紹介します。

 

卵巣嚢腫

 

卵巣嚢腫は、卵巣にできる
良性の腫瘍の1つです。

 

卵巣の中に分泌物や脂肪などが
たまることで卵巣が
大きく腫れてしまう病気です。

 

卵巣嚢腫は、中にたまった
中身によって4種類にわけられます。

 

・漿液性嚢腫(しょうえきせいのうしゅ)

 

卵巣嚢腫でもっとも多いタイプです。

 

卵巣から分泌される水のような
液体がたまってできた腫瘍です。

 

・粘液性嚢腫(ねんえきせいのうしゅ)

 

閉経後の女性に多くみられます。

 

ゼラチン状のネバネバした
液体がたまった腫瘍です。

 

・皮様嚢腫(ひようのうしゅ)

 

ドロドロの油の成分や歯、
髪の毛、骨などが含まれています。

 

これらがたまってしまう
原因はわかっていません。

 

・チョコレート嚢腫

 

子宮内膜が卵巣内に発症したもので、
月経の度に出血した血液が
卵巣内にたまり腫瘍になります。

 

卵巣嚢腫の症状は、
お腹が出て張った感じがしたり、

 

生理以外に下腹部痛、腰痛、
頻尿、便秘、下痢、
ウエストが太くなったりします。

 

また、チョコレート嚢腫は
子宮内膜症によるものなので、

 

ひどい生理痛に
悩まされることもあります。

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女性の卵巣は沈黙の臓器と呼ばれ、
卵巣嚢腫ができていても

 

小さいうちは、
ほとんど自覚症状がありません。

 

症状が出はじめ、
異変に気づくころには

 

こぶしくらいの
大きさになっていることが多いです。

 

卵巣嚢腫による体重増加

 

卵巣の大きさは通常
2cm〜3cmほどの
小さな臓器ですが、

 

卵巣嚢腫がどんどん
大きくなっていくと、

 

30cmを超える
大きさになることもあります。

 

そのため、腫瘍が大きく腫れることで、
急激な体重増加の原因になります。

 

また、手術で腫瘍を取り除いた場合、
体重が数Kg減った
という女性も少なくありません。

 

卵巣嚢腫は、
自覚症状がほとんどない病気です。

 

腫瘍の大きさが大きくなってくると、
症状として、お腹が出て
張った感じがしたり、

 

生理以外に下腹部痛、腰痛、頻尿、
便秘、下痢、ウエストが太くなったと
感じることもあります。

 

ですが、卵巣嚢腫が大きくなっても
症状に気づかない、あるいは、

 

これらの症状が病気のせいだと
気づかない女性も多くいます。

 

卵巣嚢腫を発見した時には、
大きさが20cmを超えていた
ということもあります。

 

このように、普段通りの
食生活をしているにもかかわらず、

 

体重が急に増加した場合には、
卵巣嚢腫を疑ってみてください。

 

体重増加の他に、お腹の張りや、
下腹部に触れた時に硬いしこりの

 

ようなものがないかも
確認してみるとよいでしょう。

 

卵巣嚢腫は、気づきにくい病気です。

 

気づいた時には、
手術が必要な大きさに
なっている場合もあります。

 

婦人科での定期検診をきちんと受け、
早期発見できるように心がけましょう。

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